2010年度社団法人浦安青年会議所基本方針並びに事業計画
新たな未来へGo For It!

第31代理事長 梅澤隆正
『八百有余年の歴史と伝統を有する我がまち浦安。その浦安が、今、海の碧とまちの緑がとけ合う文化都市へと、大きく生まれ変わらんとしている。このときに、志を同じうする若人が、相集い、青年としての「英知」と「勇気」と「情熱」をもって、次代の担い手とならんことを決意した。我々は今こそ、広く友情を深め、自己の修練を重ね、奉仕の精神をもって、地域社会に貢献し、明るい豊かな社会を築き上げることを誓う。今ここに、我々は、浦安青年会議所の創立を声高らかに宣言する。』これが、(社)浦安青年会議所の創立宣言文である。
【はじめに】
(社)浦安青年会議所が産声を上げて、創立30周年を迎えました。創立以来、先輩諸兄が「明るい豊かな社会」の実現を目指し、地域に根ざした積極的な運動を展開してきたことに感謝をし、誇りを持って、我々はその志を継承していかなければなりません。それぞれの時代において、手法や表現は異なっても創始の志は脈々と継承され、今も尚、我々メンバー一人ひとりの原動力となっています。受け継がれた志を絶やさぬ為にも、我々は、このまちの未来を思い描き、創造していく事を使命とし、価値ある運動を引き続き展開していきましょう。
【真のJayceeとして】
私たちは、青年会議所の一員として、より良い地域社会を築き上げていくことに責任ある行動を取らなければなりません。しかし、「自らを律し、公の益を追求するだけで、混沌とした今の社会情勢は変わるのか」「我々青年会議所が、運動していくことにより、どれだけ地域貢献ができているのか」「地域の人々から必要とされているのか」と疑問に感じることがあるのです。
我々メンバーが活動していることは、これまでの事業を通じてある程度は認知されていると思いますが、単年度制という青年会議所の性質上、地域の人々に私たちの活動を伝え切れていないことも否めません。本当の意味での青年会議所運動が地域の中で必要とされ、評価されるには、メンバー自身の資質の向上は勿論のこと、愛する地域の為に積極果敢に行動することが大事なのです。
今こそ、我々青年会議所がまちづくりの先頭に立つことで道しるべとなり、このまちの光り輝く未来という「夢」を地域の人々と描いていくことが必要なのです。創立30周年を迎えた今、私たちは真剣に地域と向きあうことで、青年会議所の存在意義を意識し、本気で議論した結果を確実に実践し、常に前進していくべきだと考えます。
【Jayceeから魅力あるJCへ】
私たちJayceeとは、時代を切り拓く原動力となっていかなくてはなりません。まちづくりの担い手として、また地域のリーダーとしてもJCは、魅力ある組織でなくてはなりません。JCがあるからこそ、地域社会を変革できる。また、このまちの中にある、様々な団体や市民と協働することにより、地域の活力が生まれ、光り輝く未来へ、すなわち「明るい豊かな社会」の実現へと繋がっていくのです。
JCは、組織として情報公開は勿論のこと、更なる利便性を追求したホームページ作りや事業の案内・報告など様々な情報を確実にアウトプットしていかなければなりません。今現在、あらゆる視点から公益性を求め、例会・事業を開催していますが、このまちの人々に我々の情熱は伝わっているのでしょうか。組織としての機能を最大限に活かしていくには、数多くのツールを用いて活用していくべきだと考えます。その結果、本質的な地域に根ざした活動ができるのです。
また、公益性を持つ団体として、平成20年12月に施行された公益法人制度改革関連三法に対応しなくてはなりません。「明るい豊かな社会」の実現のために、新たな未来を創造し、時代に合った組織作りをしていくためにも「公益社団法人」格取得は、浦安青年会議所として、必要不可欠なことなのです。
今後10年先、20年先を見つめると常に会員の拡大が課題となります。私たちが活動していく為にも、新たな人材を発掘していかなければ、まちづくりの担い手としての組織として成り立ちません。そして、現状の段階で公益比率等の問題を考えると70名体制の確立は必要と考えます。その為にも、メンバー一人ひとりが情熱をもって活動し、一人でも多くの仲間を作っていきましょう。
我々メンバーが一丸となって運動展開していく為にも、同じ価値観を共有するほかなりません。しかし、メンバー自身が、積極的にコミュニケーションをとらなければ、同じ価値観は得られません。あらゆる例会・事業をメンバー全員で事後検証することにより、価値観を共有することができ、青年会議所運動に、更に踏み込む第一歩と成りえるからであります。互いに成長できる環境作りをすることで、メンバー一人ひとりの意識改革となり、メンバー同士の新たな繋がりや、絆は一生のものとなり、会員相互の交流は、ただ親睦を深めるものではなく、新たな創造へと繋がっていくでしょう。
【このまちの光り輝く未来に向けて】
創造性豊かな個々の可能性と、力を結集することで、個の成長はもとより、地域も成長し、市民とメンバーとが相関する事で市民意識が変わり、市民主体の地域社会が生まれます。そこに育まれるローカル・アイデンティティの確立は、自らの想いで「魅力あるまち」「我がまち」という精神的支柱を与え、このまちの中に人間力あふれる人々が増えていくことに繋がります。
我々が目指す、明るい豊かな社会の実現には、人間力あふれる市民一人ひとりの活力と知力が必要になります。より良い地域社会の発展の為に市民一人ひとりがこのまちを想い考える事によって、次代を担う子どもたちに郷土愛が育まれるのです。このまちの全ての人々を視野に入れた、市民意識や公共心を育んでいく教育、そのための仕組みづくりを考えなくてはなりません。
社会変革を実践していく我々とまちづくりを実践している様々な各種団体との連携と協力は、新たなまちづくりへの第一歩となるのです。我々は、これまで以上に地域の人々と協働することで、思い描く「夢」をひとつずつかたちに変えていくことが出来るのです。それが、その時代の文化や伝統となり、ムーブメントを起こすでしょう。我々は、これまで以上に地域に踏み込んで、あらゆるツールを活用し、まちづくりの先頭に立って地域に発信していくべきなのです。
【おわりに】
(社)浦安青年会議所は、明るい豊かな社会の実現に向け、青年会議所運動を浦安市市制施行の年から、このまちの中で運動展開してきました。
創立30周年を迎える今、この浦安(まち)とともに歩んできた道のりはかけがえのないものとなっています。二度とない人生だからこそ、志を高く持ち、限られた時間の中で、我々青年会議所メンバーだからこそ、新たな未来を切り拓いていきましょう。
そして、私たち青年世代には、次代を担う子どもたちのために、光り輝くまちを手渡す責任と義務があるのです。いつの世も時代を動かすのは、私たち青年世代です。そのことをあらためて自覚し、この故郷(まち)を想い、混沌とした時代を未知の可能性と捉え、常に前進していきましょう。市民一人ひとりが未来永劫この浦安(まち)をかけがえのない故郷と想えるまちづくりを創造し、「英知と勇気と情熱」という創始の想いを胸に秘め、メンバー一丸となって青年会議所運動に取り組み、次代の地域社会の発展のため、新たな未来へ、この故郷(まち)とともに力強く一歩一歩確実に歩んでいきましょう。
JAYCEEだからこそ志を高く持つ。
自らの行動に責任と誇りを持つ。
JCは地域を変える原動力である。
次代の担い手として夢をかたちに
そして、光り輝く未来を目指して!
Go For It!
☆ 事業計画
・創立30周年記念式典及び事業の開催
・公益社団法人格取得への取り組み
・市民意識を変革する事業及び例会の開催
・ローカル・アイデンティティを確立する為の地域との協働
・地域の活力となる研修事業及び自己研鑽の為の例会の開催
・青少年健全育成となる事業及び例会の開催
・浦安JCの未来へ向けた積極的な会員拡大
・会員相互の積極的な親睦を図る為の取り組み
・千葉ブロック協議会及び各出向者への積極的な支援・協力
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