〇事業方針
　　良い「まち」とは、安全で豊かな環境の下に生きがいを持って暮らせる、そして、心豊かな人々が集うまちであると私は考えます。
　　では、私たちのまち、「浦安」はどうでしょうか。かつて､ひなびた漁師町であった浦安は都市基盤の面では急速な発展を成し遂げ、
　生活面を見れば、どのまちにも負けない素晴らしいまちに成長したと思います。しかし、発展とともに、古き良き時代になにかを
　置き去りにしてしまった気がします。
　　私は、まちを愛する心、人を慈しむ心を過去に置き去りにしてしまったのではないかと考えます。発展という光を受けたまちは、
　往々にして心を忘れてしまうという陰をも背負います。浦安全体に当てはまるのではないかもしれませんが、こういった宿命を持
　っている面も否定できないと感じています。
　　まちづくりは、ひとづくりであるという言葉を耳にします。「昔はよかった、今時の子どもは」と繰り返す無責任な大人は無表情
　でとても冷たく、そんな大人達の行動を見て育つ子ども達が、心豊かに育つ訳はありません。連日のように新聞紙上では、子ども
　達に関わる犯罪の記事が溢れています。その裏には活字だけでは把握できない、いろいろな事情や葛藤があったのかと思います。
　こうしたことは、決して許されることではありません。ただ、もう少し心を打ち明けることが出来ていたら、もう少し心にゆとり
　があればと考えると、すごく残念な気持ちになり、心のふれあいの大切さを痛切に感じます。
　　本年、当委員会では、心のふれあいをベースとし、愛と感動を体感できる事業を展開します。愛情、優しさ、思いやり、感動、
　情熱、友情、なくしかけていた「心の再生」を考え、ＪＣメンバーをはじめ参加してくれた人達を勇気づけられることができたら
　素晴らしいと思います。ひとづくりとは心づくりであることを再認識し、真剣に語り合い、行動します。
 
〇事業計画
１．市民に情報提供の場となる例会の開催
２．市民参加型イベントの開催
３．ＬＯＭメンバーのボランティア活動の推進
４．２０名の会員拡大に関する協力・支援
５．わんぱく相撲実行委員会への協力・支援
６．出向者への積極的な協力・支援
７．各ＮＰＯ及び友好団体との連携・協力

担当　六井副理事長