2005年度 社団法人浦安青年会議所 基本方針並びに事業計画 スローガン もっとAvant-garde(アバンギャルド)に! −大好きなこのまちの未来に向けて− 理事長 内 田 悦 嗣 ■基本方針(案) 「明るい豊かな社会」の実現をめざし、私たちは活動していますが、自分自身のため、そして まちのために本当に価値のある活動ができているかどうか、私は疑問に思うことがあります。 地縁的な社会関係が希薄になっている中、青年会議所は地域に根ざした青年の集合体として評 価されていることは事実であると思いますが、他に横の広がりを持った団体が少ないということ で、存在が過大に評価されているような気もしています。 いつの時代も歴史を動かしたのは「若い力」であると言われます。明治維新など既成の社会構 造を覆す原動力は確かに若い力でした。しかし、今、社会構造を覆すだけの資質と情熱を私たち が持ち合わせているのでしょうか。 まちの中での様々な事業を通じてある程度の自己実現は達成されており、組織の中での研修を 通じてある程度の自己修練も行われています。ただ、「何かが足りない」、冷静に浦安JCの現 状を見渡し考えたとき、こう感じるメンバーも少なくないと思います。 単に集まっていることを評価されるのではなく、「若い力」として活動が認識され、社会構造 を少しでも変えることができたとき、模倣ではない独自性、主体性を持った何かを浦安JCから 発信していくことができたときに、地域のなかでの青年会議所の本当の意味での評価が顕れてく るのです。その評価を受けるためには、メンバー一人ひとりの資質の向上とあふれでる情熱が基 になることは確かです。 では、青年会議所は何に取り組んでいくべきか、何を発信していくべきでしょうか。 それは今、可能な限り将来を見通しながら、若い力として「まちのため」「自分のため」に前 進するための行動を起こしていくことだと思います。まちづくりの先駆け、地域づくりの前衛的 団体としての自覚を持ちながら、地域の諸課題を自分たちで見つけ出し、積極的に取り組んでい くことが大切なのです。 現時点で評価を受けなくても5年後に評価される、そんな活動を、失敗を恐れることなく展開 していくことこそ、私たち青年会議所としての使命であり、私たちに求められているものです。 本年2005年、浦安青年会議所は創立25年目の年を迎えました。浦安市制施行の年に創立 された浦安JCの歴史は、浦安のまちとしての発展の歴史であるとも言えます。 これまでの25年間で浦安JCは、創立以来「修練」「奉仕」「友情」の信条のもと、時代の 要請とともに様々な事業を展開し、まちづくりの前衛として活動してきました。そして、JCは 多くの友情が生まれる土壌となり、その友情の輪は確実に広がっています。 私は、この歴史と伝統を引き継ぎ、新しい歴史のスタートとして 2005年を位置づけ、自分たちの可能性を信じ、自分たちをもっと輝かせるため、そして、こ のまちの未来に向け全速力で駆けていきます。 まちづくりの担い手として、 大好きなこの浦安の未来に向けて、 価値ある活動を展開しよう! ■ 事業計画(案) ・ 未来に向けた創立25周年事業の開催 ・ 地域の活力となる事業の展開 ・ 時代に対応した組織体制の確立 ・ 自己研鑽のための研修の充実 ・ 第38回千葉ブロック会員大会への支援・協力