今年の3月に浦安市ボランティア等社会活動促進懇話会が設置され、少子高齢化や多様化しつつある人々の価値観など市民のニーズにできるだけこたえ、心豊かなコミュニティーの実現のために、行政が市民活動団体にどうあるべきかの討議を重ねてまいりました。約6ヶ月という限られた期間ではありましたが、ここに「9つの提言」として報告します。
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この間、懇話会として市民の声を可能な限り積極的に傾聴したいという意図を反映し、市民活動センターに関するアンケート調査を実施、そして、「こんな市民活動センターにしたい会」を開催し、一方で、我孫子市民活動センターの見学をするなどを通し、多くのことを学びました。
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市民活動センターの運営を成功させ、名実ともに市民活動を浦安市に根付かせるために、「市民」「行政」「企業」がパートナーシップ(協働)を組み、心豊かなまちづくりを理念とすることを、市民活動促進のための基本方針、施行規則などに反映していただきたいと、懇話会は希望いたします。
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協働体制による市民活動の展開のために、「行政側は縦割りの弊害の排除を行うため、強力なリーダーシップのもとで推進体制を実現」、「市民側はそれぞれの市民活動団体の整備・拡充を図るとともに閉鎖的にならず、他団体との積極的な交流を促進」、「市民活動をやりたい人達と、それをサポートする仕組みづくりのための企業の理解と応援」が不可欠であると考えます。
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浦安市は首都に隣接した好位置で、今後、年間約2500万人もの人々が内外から訪れるであろう、全国でもきわめてユニークなまちです。この恵まれた素晴らしいまちは多彩な人材にもこと欠きません。私ども懇話会の提言が活かされ、21世紀にふさわしい人が輝き躍動するまち・浦安を全市挙げて実現されることを期待します。
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最後にこれまで多忙のなか、ワークショップでの熱き議論を含め提言作成のために頑張っていただいた懇話会委員をはじめ、アドバイザー、事務局各位に深く謝意を表したい。
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平成13年9月
浦安市ボランティア等社会活動促進懇話会
会長 上辻 茂樹
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