提言書目次へ


 

浦安市市民活動センター

 

センターの目的

 市民活動のつながりがもてる拠点
市民活動を支援する機能を持つ施設などはそれぞれの分野において分化されていて、相互の連携や交流は充分とはいえません。これらの施設などが横の連携が強化できるような仕組みづくりが必要です。 そのために、このセンターには、市民活動に関する情報を集積させ、さまざまな施設などでも市民活動の情報が得られ、また、市民活動にあった施設などを紹介する機能を備えるなど、市民活動のつながりが持てる拠点施設にします。
 
 市民活動への参加と促進を図る拠点
センターの立地は、営団地下鉄東西線浦安駅に近接しており、利便性の高い位置にあり、若者や中高年まで幅広い年齢層を呼び込むことができます。この利点をいかすためには、PRだけでなく、市民を広く巻き込む企画をたてる必要があります。そのためには、コーディネーターを配置するなど、情報提供やフォローアップができることが求められます。また、簡単な打ち合わせやサロン的な雰囲気とオープンスペースをフレキシブルに活用できるよう、気軽に立ち寄り相談できる参加と活動促進の拠点施設となるようにします。
 
 情報交流の拠点
心豊かなまちづくりのために必要な、行政、企業、市民とがパートナーシップをもつためには、同じ情報の共有化が必要ですが、行政、企業、市民活動団体の多様な情報を的確に提供できる設備を備える情報の受発信基地として、市民活動の人と情報の交流の拠点施設となるようにします。
 

センターの機能

 交流サロン
いつでも予約なしで打ち合わせや会議などができる、オープンスペースによるフレキシブルなレイアウトで、市民と市民活動団体との交流を基本としたサロンを設置。
 
 情報サロン
 
 情報ワークステーション
市民端末やパソコンを設置し、情報サロンとして市民活動団体の活動内容やジャンル別の紹介が行えるような、またNPOなどの市民活動に関する書籍の充実化が求められる。現在のインターネットなどIT技術を活用し、情報ワークステーションとして情報受発信の拠点施設となるよう整備します。
 
 
 共同事務室
市民活動を活発化していくために、市民活動団体のチラシや会報などを印刷するための共同事務室を設置し、印刷機・コピー機などを有償で使えるようにします。また市民活動団体が必要な物品を保管できるロッカーや集合ポストを設置します。今後は、市民活動団体の立ち上げ時などに、短期的な貸し事務室についても検討をする必要があります。
 
 会議室
会議室は、二階にある消費生活センターと共用します。会議室の管理は利用状況を考慮しながら明確にしていく必要があるでしょう。
 
 

センターの管理運営

市民活動センターは市民活動の支援、促進の場として市民が運営の主体となることが求められます。はじめは公設公営で管理運営していかなければなりませんが、市民活動に理解と能力のある主体が運用し、公設協働型民営を目指していかなければなりません。 センターは市民活動がより活発化するための相談機能をも充実させることも求められています。これには、専門的なアドバイスやきめ細かいフォローアップができるコーディネーターの配置が望まれます。
 
運営には以下のことが重要です。
 

 開かれた運営
 運営協議会の設置
 相談業務の整備(コーディネーターの配置など)
 運営要綱の作成(開設時間、登録制度など)


提言書目次へ