提言書目次へ


「こんな「市民活動センター」にしたい会」意見要旨

 
 

2001年8月31日午後7時より、浦安市中央公民館において、広報などで呼びかけて集っていただいた25名の市民から、市民活動センターへの要望を聴きました。以下はその要旨。

 
市民活動センターの運営についての意見は,多くが公営を嫌い、市民の運営を望む声が多く、新たに運営のためのNPOを立ち上げるべき、という声もありましたし、事務局の公募という声もありました。そして、市と市民がお互いに作り上げる覚悟で、協働して臨まなければならないという意見もありました。
 
また、今回のセンターは場所が狭いという共通認識のもと、その機能を絞ったほうがよいという意見が多数出ました。 浦安市は公民館など、他の公共施設が比較的豊富な背景から、センターの機能は情報の受発信とネットワーキングに重点をおくことを望む声が多くありました。これは、現在活動している団体のニーズが大きく反映しているものと思われます。ITを利用した情報の拠点。各団体の、活動の情報の発信。団体間の情報交換。新たに活動していこうとしている人への情報の発信。市内他公共施設の利用状況の情報。企業や行政の、補助金などの情報の収集公開。そしてさらに、単に情報拠点としてではなく、"つながり"を生み出すセンターにしたい、といった意見もありました。
 
センターのバリアフリー化を望む声もあり、今後の課題として考えなくてはならない事項のひとつです。 相談の窓口としては、これから活動したい人の拠り所としての機能、活動をして欲しい人と活動をしたい人のコーデイネートの機能。また、各団体が行政の縦割りでの対応に苦慮している背景から、実際の担当者の紹介など行政との窓口を望む声が強くありました。
 
事務所的な機能としては、各団体とも代表者の自宅が連絡先になっている事例が多いことを背景に、郵便受けなどの団体の拠点としての機能を望む声がありました。
 
その他、誰もが気軽に立ち寄れる場所にしたい。異年齢間の交流の場にしたい。オープン時間を長くしてあらゆる人が利用できるようにしたい。浦安独自のものにしたい。などの声がありました。
 
総合すると、それぞれのおかれた立場から若干の意見の相違はあっても、出席者がこのセンターに対して望むことは、今まで成し得なかった、市民活動の情報の一本化とその発信。必要な情報の収集と発信の拠点。異分野の各団体をつなぐネットワーキング。人的交流。一本化された行政との連絡窓口。ポストの設置などの事務所的機能などであることがわかりました。

提言書目次へ